第1回 ドメイン駆動設計読書会@名古屋(#dddnagoya)にいってきました

ドメイン駆動設計の読書会が名古屋で開催されるとのことで第1回に参加してきました。

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)
http://www.amazon.co.jp/dp/4798121967

ドメイン駆動設計ってなんぞ。という方は以下のリンクをご参照。

ドメイン駆動設計の概要
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/magazine/dd419654.aspx

ドメイン駆動設計入門 - Digital Romanticism
http://d.hatena.ne.jp/digitalsoul/20101027/1288180208


本にもありますが、「我々は顧客の事をほとんど何もしらない状態から入る」ことが多いです。
開発中に業務を理解してきて、プロジェクト完成間際に大分把握し、
「こんな業務になるなら、ああ作るべきだった」とう事をなんとか体験してます。

なので、業務、書籍に沿うならドメインをどうプログラムコードに落とすか、
落とす際に意識するべき事は何かという事で注目しているものです。

しかし、この本分厚い!!
そして、難しいため一人で読む事は可能でも理解に至るのは厳しい。
ならば、読書会にいって理解を深めようとしたのですが、開催されていない。

読書会は洋書が出た時にはあったようですが
翻訳版が2010年に出てからは、自分の観測範囲ではありませんでした。

そんなDDD本の読書会が名古屋で開催されるという事で参加してきました。
しかも第1回という事で今後の進め方を検討する場に参加する事ができました。

ドメイン駆動設計に限ったことではありませんが、理解を深めるには
手を動かすべき、ということで「本への疑問」→「ワークショップ」の2本立てで
スタートする事になりました。

進め方を少し話したあと、序文と第1章、第2章まで流しました。
以下、読書会で出た話題の抜粋(記憶に残っているもの)です。

・モデルの関係性に加えて、条件分岐にビジネスルール(ドメイン)が含まれる事が多い
・開発時にはドメインの知識のある人が多いが、運用時にドメインがドキュメントに分散されていて、
 把握できない。最終的にメンテナンスするコードにドメイン知識が多いと運用が楽かも。
・顧客と一緒にモデルを作り、共有する事で、モデルが顧客でも理解でき、
 このモデルから開発者がコード(UML)に落とし込んで、コードを顧客に理解してもらえる。

次回は6月8日(金)。
Amazonの配送システムのドメインモデルを作ってみよう、という宿題結果を使ったディスカッション、ワークショップが開催予定。
興味のある方はどぞー。