認定スクラムマスター研修への参加とこれからのこと

10/18,19大阪にて認定スクラムマスター研修へ会社の同僚と3人で参加してきました。研修に参加して感じた事をまとめてみます。

背景

部署には色々な問題が存在していてその解決方法の一つとして「アジャイルな開発」が注目されています。ただ、実践経験者が部署にいない事、私がやった案件がスクラムマスターを正しく理解していないからフラジャイルになった事(参考初めてのアジャイル開発を終えてのふりかえり - kaji_3's blog)から一度講習を受けて知識を補填するため、参加する事となりました。また予算の都合がついて3人で参加する事となりました。

参加前会社にて

研修前に参加メンバーと部署にスクラムを導入する課題を話し合い、多数の課題がある事が明確になりましたが、実践者に伺って参考にしてみたかったものは以下の3点です。

契約

前回の案件は色々模索して作業請負で実施していましたがどうやっているのか。

全体の見積

スコープが定まりませんが、顧客から見積金額の提示を求められた場合にどうやるのか。

スプリントを回す前にやるべき事は何か

スプリントを回す方法は書籍などから吸収しやすいのですが、スプリントを回す前に何をするべきなのか。

研修で得た気づき

アジャイルだけで語ってしまうとぼんやりしてしまう

アジャイルは状態(終わった後に出来たという事)であり、スクラムは手段。アジャイルについて話すと抽象的な話になってしまい、腹に落ちないという事。(研修の中では「アジャイルは心意気、スクラムは方法」という言葉も参加者から聞けました)会社でアジャイルと言った時に聞いていた皆さんの顔が「?」だった原因に今更気づきました。。

役割、セレモニーへの理解が足りなかった

役割(PO,SM,チーム)、セレモニー(スプリントプランニング,デイリースクラム,スプリントレビュー,ふりかえり)について丸暗記で「何故それをするのか」を理解できていない事がわかりました。実践者の方々と話す事で役割、セレモニーが具体的になった事が起因していると思います。

目的と手段を勘違いしない

正直「スクラムを導入するため」に参加したわけですが、自分たちがここに来れた理由は「アジャイル開発」への期待があり、期待の元になっている問題を解決する事に価値があるのであり「スクラムを導入する」だけでは価値は産まれないという事。

これからのこと

研修の最後に立てた誓いは以下の通り!

個人として

  1. 【明日】得たことをアウトプットする(このエントリ)
  2. 【来週】上司への共有
  3. 【来月】部署への共有

チームとして

  1. 【明日】自分で復習をする
  2. 【来週】自分のチームに共有し、導入を検討する
  3. 【来月】自分のチーム外に得た事を共有する

最後に

大変勉強になりました。自分が見よう見まねで案件で実践して疑問点がいくつかありましたが講師の方々、参加者の方々と話す事で参加前の疑問も答えが出せました。または、案件がない状況で「アジャイルな開発」を推進しようとすると「目的」と「手段」を取り違えてきたのかもしれないと反省しました。会社の抱える問題と向きあってもう一度どう進めるか考えていきたいと思います。